ラドロー
LUDLOW

ラドローは、シュロップシャー南部の町で、バーミンガムからは車で一時間半ばかりのところにある。演劇フェスティバルやフード・フェスティバルが開催されることで有名。
小さな町なのに、一時、ミシュラン星を持つレストランが二つもあったことで、グルメの町としても有名。その一つはMr. Underhillという店、もう一軒はHibiscusという店だったのだが、こちらは去年ロンドンに移転してしまった。しかし、同じ場所に開店したLa Becasseも、近いうち星を獲得するのではないかと言われる、ハイ・レベルな店だ。

私たちは、毎月二回行われる、ファーマーズ・マーケットの日に合わせて行ってきた(2008年3月27日)。開催は、毎月第二・第四木曜日。かなり規模の大きなマーケットだという話を聞いていたのだが、実際に行ってみると、閉まっているストールが多くて、あまり面白くなかった。季節によるのかもしれないが、平日とは言え、イースター休み中の人が多い時期だったので、これはちょっと意外だった。
それでも、CarmarthenshireのCothi Valleyから来ているという山羊チーズのストールで絶品のチーズを入手して、とりあえず満足。
マーケットを散策する前に、町の中心部であるオリーブ・ブランチというカフェで休憩したのだが、ここのスコーンとクロッテド・クリームは絶品だった。

めげずに町を散策。少なくとも、天候には恵まれた。
このさえないお店は八百屋さん。店の前にはお花など並べてあって、妙な感じだが、中に入ってみると、珍しい野菜がいろいろ並んでいる。ニンニクだけで四種類もあった。ちょっと珍しい外国野菜など、あまり家庭では料理されないような種類の野菜もあったので、レストランなどに卸しているのかもしれないと思った。

こちらは、何気なく覗き込んだ肉屋さんの店先。
地元産の野生ヴェニソン(鹿)肉が並んでいる。しかも、ステーキで、キロ当たり£10.90というお手ごろ価格。旦那が、復活祭前の肉断ち期間でなければ、絶対買っていたと思う。こんなものが、町の中ですぐに手に入るなんて(しかもこんな値段で!)、なんとうらやましいことか。
ラドローのフード・フェスティヴァルは、9月に開催。詳しい情報はhttp://www.foodfestival.co.uk/を参照。

食べ物ばかりではなんなので、ちょっと文化の香りも嗅ぐことに・・・
これはラドロー城。十一世紀、ウェールズからの攻撃を防ぐため、ノルマン人によって建設された。1461年、王家の所有に帰した後、1689には放棄され、荒れ果てるままになっていた。城を荒廃から救ったのは、1811年に城を手に入れたPowis伯爵家で、一般公開も伯爵が決断した。
中に入るには入場料が必要で、大人£4.50、学生は£4(2008年4月現在)。入場料や開場時間についての最新情報は、ウエッブサイトで入手して欲しい。ティールームやレストラン(3コースで£24.95なので、安くはない)もある。

私たちは、中には入らなかったが、周囲の散策路を散歩した。これは、散策路から見える、城の一部で、かなり荘重。でも、窓の一つから、中にいたイギリス人のおばさん二人が私たちに手を振ったりして、おかしかった。こちらも手を振り返したら、げらげら笑っていた。「おばちゃん」というものは、どこの国でも明るくていい。
6月に行われるラドロー・フェスティヴァル(演劇祭)は、この城を中心に行われるのだそうだ。
http://www.ludlowfestival.co.uk/

城の裏側に回ると、川が見えたので、近くまで降りてみた。この川は「テーム - Teme」川という名前。
この川のほとりに、ミシュラン一つ星のミスター・アンダーヒルを発見。ちょっと近づいてみたのだが、ちょっと隠れ家的な感じで、メニューも見つからなかった。知っている人だけ来てくれればいいという雰囲気を漂わせている。このレストランにはホテルもついている。ここで一泊して、ディナーなんて、一度やってみたいものだ。

ラドローでは、このようなチューダー様式の建物をいくつか見かけた。美しいので写真を何枚か。

こちらは町の真ん中にある建物。左の建物は、今にも倒れ掛かってきそうでスリルがある。

これは、The Feathersというホテル。この美しいファサードは、1619年にまで遡る。最初からホテルだったわけではなく、もともとはRees Jonesという弁護士の邸宅として建てられた。
泊まってみたい、もしくは食事をしたい、お茶をしたり、一杯やりたいという方は、↓を参照してください。
http://www.feathersatludlow.co.uk/
しつこいが、このホテルを通り過ぎてしばらく行くと、道の右側に「ラ・ベカス」を見つけた。車で通り過ぎただけなので、メニュー・チェック(無料の娯楽)は出来なかったが、ウエッブ・ページで見ることが出来る。3コースのランチが£24、同じくディナーは£49なので、今の£1=\200レートだと、東京の一流レストランよりずっと安い。

聖ローレンス教会。現在の建物は十五世紀のものだそうだが、より古い部分も少し残っているそうだ。
私たちが訪れた時には扉が閉まっていて、中に入ることが出来なかった。
http://www.stlaurences.org.uk/
派手さはないが、なんとなくヨーロッパの香りを漂わせる居心地のいい町だった。
車でラドローに来る機会があれば、近郊にある「ラドロー・フード・センター」も要チェック。
