モートン・イン・マーシュ
MORETON-IN-MARSH

コッツウォルズの中部にあるモートン・イン・マーシュは、幅の広いハイ・ストリート(中央通り)を挟んで伸びる村。鉄道の駅があるため、訪れる人は多い。
レストランやティー・ルームがいくつもあるので、食事の場所には困らない。
私たちが訪れた時(2008年3月22日)は、極寒の上、激しい雨やあられが降っており、大した写真が取れなかったのが残念。
右に写っているのは、大きなデリカテッセン「ザ・コッツウォルズ・チーズ・カンパニー」で、イギリスやヨーロッパの高級食材が所狭しと並んでいた。雨が降っていたこともあって、かなり混雑しており、私たちも20分ぐらいショッピングを楽しんだ(私が買ったものについては下を参照)。

あまりに天候が悪いので、散策は諦めて、アフタヌーン・ティーをすることに。建物が古くて、いい感じだった「マーシュマロー・ティールーム」に入る。マシュマロ(marshmallow)のマシュと、モートン・イン・マーシュのマーシュをかけてある(座布団一枚!)
ランチを食べた「チャーチル・アームス」のお料理は量が控えめだったため、みな甘いものを食べる余裕があった。

これはお茶のセット一人分。ティーポットの他に、お茶を薄めるためのお湯ポット、ミルクのポット、二種類のお砂糖ポット(一つは、コーヒーを注文した人のためにブラウン・シュガーだった)。
この仰々しさに、イギリスのティータイムを感じる。

私は、グースベリーのケーキを頼もうとしたのだが、品切れだったので、この「軽いパフ・ペイストリーのリンゴとブラックベリーのせ、ブラックベリー・ソースとともに」(£4.50)を友達と一緒に注文して、二人でシェアした。
値段が少し高いのは、暖めて、盛り付ける手間がかかっているためで、普通のケーキだと£3.50ぐらい。
さて、このケーキ、ものすごく酸っぱくて甘い、イギリスならではの味。これを食べながらだと、かなりの量のお茶が飲める。バターの匂いがしなかったので、もしかすると、牛の脂が使ってあったのかもしれない。

これはクリーム・ティーを注文した人の、スコーン・セット。
干しブドウの入ったスコーンの他、そこから時計回りにクロッテッド・クリーム、バター、イチゴジャム、イチゴが乗っている。このイチゴは、飾りなのだろうが(もちろん食べられる)、センスがいい。
味はまあ普通で、クロッテッド・クリームの質がいまひとつだったのが残念。
全般に、お菓子の質は「普通」以上のものではないが、お店の雰囲気がイギリスっぽかったので、楽しかった。値段は四人分(飲み物4つ、お菓子類3つ)の合計で18ポンドぐらいだったから、べつに高くはない。

さて、一番上にある店、「ザ・コッツウォルズ・チーズ・カンパニー」で私が買ったのが、このコーン・ヴァリー・スモーケリーのスモーク・サーモン。切り落としなので、250グラムで£2.55という特価だった。どれぐらい安いかと言うと、イギリスのディスカウント・スーパー「Aldi」で売っているスモーク・サーモンよりも安い。
これ、とても美味しい。あまりに美味しかったので、ウエッブサイトで調べてみたら、切り落としでなければ、250グラムで£6ぐらいの商品らしい。

こちらは、モートン・イン・マーシュではないが、その近郊にあるOld Farmというファーム・ショップで購入した「パープル・シュプラウツ」。Purple SproutsもしくはPurple Sprouting Broccoliは、基本的にブロッコリのような味なのだが、色が紫色で、茎の部分も食べることが出来る。春先、三月ぐらいがシーズンの季節物野菜。
これは60pぐらだったが、スーパーで買うと2ポンドぐらい取られるので、大変お徳。

さて、このパープル・シュプラウツ、普通にお湯で茹でると、色が抜け落ちて、普通の緑になってしまう。そこで、炒め蒸しにしてみたら、これが、甘くて、コリコリして激ウマ(註:イギリス人は、この手の野菜を歯ごたえがなくなるまで茹でて食べるのが好きだそうですので、イギリス人のために料理する方は気をつけてください)。宗教的な食事節制中の旦那のため、ベジタリアン・ディナーの一部となった。そして、私はスモーク・サーモンも。趣味の悪い食べ方ではあるが、味は最高だった。イギリスにうまい物なしなどとは、誰が言ったのだろう?

