シリアナ (SYRIANA)
評価: 7/10 (カジュアルな中東レストラン)

2008年6月、バーミンガムのホックリー地区にあるレバノン・シリア料理レストラン「シリアナ」に行ってきた。右の写真に写っている薄っぺらいビルの一階と二階を占めている。下の写真は入口の部分。

このビルには昔、中華料理店が入っていたのだが、数年前に閉まった後、ずっとテナントが入らなかった曰く付きの場所である。スノーヒルの再開発がすすめばもう少しは良くなるのかもしれないが、今のところ、周囲にはパブやテイクアウト店ぐらいしかなくて寂しめ。あまり通りがかりのお客さんは期待できないだろう。

ビルを外から見ると、とても細いので、店内もさぞ狭いだろうと思ったが、中に入ってみるとそうでもない。左の写真には写っていないが、左側にもまだ客席がある。
平日の夜だったせいか、食事をしているお客さんは、私たちの他に誰もいなかった。私たちは9時ぐらいに店を後にしたのだが、その時点でも、バーエリア(たぶんお酒は出していないと思う)で飲み物を飲んでいる中東系の男性が数人いるだけだった。お店のスタッフは、オーナーか、マネージャーらしき人とあわせて4人程度、全員男性。
店の名前からして、オーナーはシリア人だろうが、店の看板には「レバノン・シリア料理」とある。インターネットで調べたところ、レバノン、シリア、ヨルダン料理にはそれほど違いが無いようだ。

出している料理の種類はかなり豊富。スターターにもなる小皿料理「メゼ」は一皿£3前後、メイン(ライス付き)の肉料理は£9-12、魚は£12-15といった感じなので、メゼ一皿とメインを注文した場合の予算は£15前後だろう。開店当時、無料新聞『メトロ』に出たレビューには、スターターとメインで13ポンドぐらいのセットがあると書いてあったと思うが、それはオープニング・オファーだったのか、今はもうやっていない。
私たちはアラカルトではなく、二人分のコース(一人分£14.95)を注文した。他に三人分、四人分のセットもあり、人数が多いほど一人当たりの値段が安くなるシステムなので、大人数で来るのがお勧めである。
上に写っているのは、スターターの一部のパイ類。半月のパイの中にはひき肉(Borack B'lahem)、四角いパイの中にはチーズ(Borack B'jobneh)、三角のパイの中にはほうれん草(Borack Sabanekh)が入っている。ラグビー・ボール型のものはキッベといい、ひき肉を砕いた小麦で作った生地で包んで揚げてある。この中では、ほうれん草パイの中にはザクロが入っていて、特に美味しかった。

これもスターターの一部、「バタタ・ハッラ」。この写真だと量が分かりにくいが、皿の直径は15センチぐらいの小皿料理だ。メニューに書いてある解説によれば、揚げたジャガイモと野菜をにんにく、コリアンダー、パプリカ・ピーマンとソテーしたもの。甘みがあって美味しい。
ところで、先ほどからこれらを「スターター」と呼んでいるが、注文を取る時、ウエーターさんは私たちに、これらの皿とメインの肉は、別々に持って来るか、一緒に持って来るかと訊いていたので、一緒に食べることも出来るようだ。

これは、「タブレ」というサラダ。緑色のものはフラット・リーフ・パセリ(イタリアン・パセリ)で、それにサイコロ切りのトマトとブルグル(砕いた小麦)を混ぜて、レモン汁、オリーブオイルと塩で合えてある。バラの花のように盛り付けてあるトマトがとてもきれいだ。
皿は陶器のように見えるかもしれないが、プラスチックで出来ている。レストランでプラスチックの皿というのはどのようなものだろうか?

そして、最後になったが、これは「フムス」。タヒニ(白胡麻のペースト)が効いていて、ヒヨコマメの甘みよりも、苦みが強く感じられる。
写真を撮るのを忘れたが、ピタが三枚分ぐらいついてくるので、それをつけて食べる。美味しいのだが、食べ過ぎるとお腹が一杯になって、メインが食べられなくなるので、注意が必要(笑)。

これがメイン・ディッシュのミックス・グリル。一番手前から鶏の胸肉、次が鶏の手羽、さらにひき肉のケバブ、そして、ラムのケバブ。左のサラダはフラットリーフ・パセリと生の玉ねぎ。肉類は全て普通に美味しい。
付け合せには、ライスかフライド・ポテトを選ぶことが出来る。ここに乗っているのはライスで、短いヌードルと一緒にストックで炊き込んである。バターの香りが香ばしい。フライド・ポテトを注文すると、たっぷりケチャップがかかってくる。

そしてメインに、このニンジンとグリンピースなどをトマトで煮たものがついてきた。これをご飯にかけて食べたら美味しかったが、それで正しい食べ方なのだろうか?ちょっと謎だ。
以上のものに、水の小ボトル2本を注文して、全部で約£30だったので、£32支払った。サービスは、メニューに書いてある選択肢が無かったり、水を注文したら、私たちが二人連れであるにも拘らず、一人分しか持ってこなかったりで、印象は薄い。
全体的に料理の味は美味しかったので、満足した。「ベイルート」の方が安いが、こちらの店のほうがサービスも料理の質も、値段相応に上だと思う。ただし、シリアナは立地的に難しいので、10〜20%ぐらいは値段を下げたほうがいいような気がする。近くに来ることがあれば、また立ち寄るかもしれない。
シリアナ Syriana
1-7 Constitution Hill
Red Palace Building, Hockley
Birmingham B18 3LG
Tel. 0121 236 9444
Mob. 07786160193
このレビューに関するご意見、ご要望、また、他にお勧めなどがあれば、掲示板かブログ(コメント欄ならどこでも)に書き込んでください。よろしくお願いします。

