ハン・ダイナスティー(漢朝)
評価: ★★★★☆ (美味しくて、お手軽価格のシーフード)

2008年3月8日、旦那と一緒に四川料理のレストラン、ハン・ダイナスティーに行ってきた。
いつ開店したのか正確には覚えていないが、2008年の初めぐらいだったと思う。ステーション・ストリートは、とても短く、商店は道の片側しかない通りなのだが、ハッピー・ファミリー・ギャザリング、シャングリラ、BBQビレッジと並んでこれで四軒目の中華料理店となる。
店頭にメニューを貼っていないので、開店当初はちょっと警戒していたのだが、日によっては結構中国人のお客さんが入っていたので、行ってみることにした。

私たちが店に入ったのは、土曜日午後の二時頃。他に食事をしている人はおらず、マネージャーかオーナーらしき若い中国人男性が店の隅のテーブルで、何か計算をしていた。
内装は、赤、黒、白を基調にしたモダンな雰囲気で、なかなかいけている。しかし、席はちょっと居心地が悪い。椅子の高さに比して、テーブルが高すぎるのだ。他にもうちょっと良さそうなテーブルはないか見回したのだが、みんな同じような感か、二人には大きすぎるテーブルしかなかった。これはちょっと残念である。あとで、店の奥にもダイニング・エリアがあるのを発見したが、お客があまりいない時間には使われていないようだった。

初めて見るメニューだったので、けっこう時間をかけて読み、何を頼むか決めた。若い中国人のウエイターは待つのを嫌がる様子はなく、礼儀正しかった。メニューは長いが、中華テイクアウトのメニューのように無意味に長いわけではなく、ちゃんと考えられた構成。この店の売りは、四川料理、中国東北料理、鍋料理、そして串焼きである。
飲み物として、中国茶を注文したら、ライチの香りのするお茶が出てきた(ティーポットにティーバック)。これは珍しい。
ちょっと驚いたのは、使われていた皿や茶碗の類が全て欠けていたこと。チュン・イン・ガーデンのように古いレストランならともかく(一度、半分ぐらい欠けたレンゲが出てきたことがある)、開店して数ヶ月のレストランなのにどうしたことだろう?正直、食べ物味さえ良ければ、私にはそんなことはどうでもいいのだが、驚いたので印象に残っている。

しばらくすると料理が出てきた。
これはメイン・ディッシュとして注文したゲレシャン・スパイシー・キング・プローンズ (£9.90)。赤く見えているのは乾燥唐辛子。ゲレシャンが何のことだか全く分からないまま、あてずっぽで注文したのだが、「重慶辣子○○」とか「辣子○○」とかいう名前の四川料理と似たようなものが出てきた。
頭と殻がついたままの蝦(後から数えたら16尾あった)を、乾燥唐辛子、花椒、生姜、ネギと一緒に炒めてある。何か他に入っているものがあるような気がしたが、はっきり分かったのはそれだけだった。
旦那には辛すぎるのではないかと思ったが、意外なことに、とても美味しいと言って食べていた。殻が上手く外れないのだが、柔らかいので、殻ごと食べられる。殻が気にならない人には、この料理はお勧めである。

野菜も欲しかったので、空芯菜の腐乳炒めを頼んだ (£6.40)。英語では、Fried Vegetableとだけ翻訳されており、何かいい加減な野菜炒めを出されると困ると思って、中国語の料理名を指差して一生懸命アピールした。
そのおかげなのかどうか、ちゃんと空芯菜の炒め物が出てきた。これもやはり美味しくて、野菜の炒め物があまり好きではない旦那も、おとなしく食べていた。ただ、私は腐乳というものを意識して食べたことがないので、それがここで使われていたのかどうか、どれぐらい使われていたのかは分からない。なんでも、独特の臭いがあるものだそうだが、少なくとも珍しい臭いはしなかった。
興味深かったのは、空芯菜の葉の部分は、茎の下になるように盛り付けられていたこと。こんなことは、素人に毛の生えたような料理人ならやらないだろうから、ちゃんとした料理人がいるのかなと思った。

これは玉子炒飯 (£4.20)。私は白いご飯の方がいいのだが、他に注文したものを旦那が食べられなかった場合に、これだけ食べさせようという目論見で、一応注文しておいた。
パラパラしているのだけれど、パサパサではなく、これも上手く調理されていた。値段も良心的。

私たちが食べている間に、若い中国人の二人連れが二組入ってきた。一組は、中華鍋を注文(メニューによれば、一人前£11.99、食べ放題の串焼きをつけると£14.99)、もう一組は、中華なべの材料だけをテイクアウトしていった。バーミンガムの中華レストランでは、本当に鍋が人気だ。私たちのテーブルにも卓上コンロが組み込んであった。
お会計は £20.90(+チップ£2)。料理や材料の質からして、お徳だと感じた。近いうちにもう一度行って、今度は別の料理を試してみたい。ただ、あの座り心地の悪い席は何とかならないものだろうか。
ハン・ダイナスティー(漢朝)
Station St., Birmingham B5 4DY
Tel. 0121-6339396
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