シエロ Cielo


評価: ★★★★☆ (金額に見合うだけの価値はありました)

Cielo
 2008年2月9日、旦那と一緒に、ブリンドレー・プレイスにあるレストラン「シエロ」にランチを食べに行ってきた。Cieloとは、イタリア語で「空」のこと。イタリア語の発音は「チエロ」だけれど、ここではまさか、誰もそんな呼び方はしないだろう。

 このレストランでヘッド・シェフをつとめるアンディー・ウォータースは、かつてミシュランの星を持っていたことのある一流料理人。
Cielo
 高級レストランなのだが、月曜から土曜日まで、ランチの時間と夕方には、2コースで£11.95、3コースで£14.95で食べることができる。アラカルトで食べると、倍ぐらいの予算が必要だろう。もちろん、昼でもアラカルトを食べることは出来る。

 左が店内の様子。外に面した壁はガラス張りなので、昼間は外の光が入って明るい。ランチの時間には、やはり太陽光が入る所で食べるのが好きだ。

Cielo: Bread and Butter
 店に入ると、ウエイトレスに迎えられ、コートを預かってもらった。コートを預けると、番号札を渡される。

 二人がけのテーブルは、ほとんどが窓際に並んでおり、私たちもその一つに通された。飲み物には水を注文。750cc入りの瓶(Ty Nant)で£2.95。ワインを頼んだ場合、グラスワインは£4から、瓶だと£14から。

 オーダーが終わると、パンとバターがテーブルに置かれた(撮影のためにパンを机の真ん中に動かしたが、別に二人に一つというわけではない)。
Parma Ham, Asparagus, Ricotta Cheese
 これは私のスターター、パルマ・ハム、アスパラガスとリコッタチーズ。下に見えている黒っぽい液体はバルサミコ酢。

 まあ、見たままの料理なのであるが、美味しかった。リコッタチーズの中には、ハーブの他、生のエシャロットか玉ねぎが刻んで入っている。しかし、これは口が臭くなりそうで嫌だった。

Penne with prawns and chili in tomato sauce
 これは、旦那が注文したペンネ。トマトソースの中には小エビと赤唐辛子が入っている。パルメザン・チーズは後からかけてもらった(ちなみに、イタリア人は、魚介のパスタの時にはチーズをかけない)。

 ペンネのトマトソースなど、どこで食べても同じだろうと思ったのだが、いい意味で、完全に予想を裏切られた。トマトソースの味が、信じられないぐらい濃いのだ。唐辛子の効き具合も、海老の火の通し加減も申し分なかった。

Salmon with Puy Lentils
 これは私のメイン、鮭の切り身、ピュイ・レンティルのバルサミコ煮込みとレモン・オイル添え。

 鮭とレンズ豆の組み合わせなど、ちょっと想像がつかなかったのだが、敢えて注文してみた。鮭は蒸し焼きで、火の通し加減は合格。食べてみると、ものすごく鮭臭い。

 ピュイ・レンティルというのは、フランスのピュイというところが原産のレンズ豆で、普通のレンズ豆よりも皮が硬く、煮溶けない。中にはかなりたくさんのバルサミコ酢が入っており、甘酸っぱい。豆は硬めに煮てあり、多少噛み応えがある。多量に入っているバルサミコのせいでかなり癖があるのだが、臭いの強い鮭ととてもよく合う。どちらか片方だけだといま一つなので、まさに組み合わせの妙というべきだろう。
Diced Chips
 これは、旦那が注文したフライドポテト(£2.95)。小さめのポテトを大き目の角切りにして、それを揚げてある。さすがに、いつもの冷凍フライドポテトではなかった。ただ、これは使っているポテトの種類が間違っているような気がした。まあ、もともと私が好きな食べ物ではないので、それほど信用しないでくれていい。

 その後ろに写っているのが、旦那のメインコース、鶏の胸肉フライパン焼き、アジアーゴ(チーズ)添え、ペスト・クリーム。

Praline Tart, Pineapple and Vanilla Ice-cream
 旦那はフライドポテトのせいでお腹が一杯になったので、デザートは一皿注文して、旦那とシェアした。これは、メニューによれば、「プラリネとパイナップルのタルト、バニラアイスクリーム添え」。しかし、実際にはプラリネのタルト、パイナップル、そしてバニラアイスクリームの三つが出てきた。

 パイナップルは、スパイスの入ったシロップで煮たあと、上に砂糖をかけてカラメル状にしたもの。バニラアイスクリームを置くための匙を固定させるため、下にはホワイトチョコレートらしきものが塗ってある。大変手の込んだデザートだ。
Praline Tart
 しかし、一番びっくりしたのがこのプラリネ・タルト。中にピンク色のものが入っている。ウエーターに、「このピンク色のものは何だ」と訊いたら「プラリネ」と答えたが、プラリネは、中に入っているナッツのことで、このピンクのものを指しているわけではない。食べたことがある味なのだが、今でも何なのかよく分からない不思議な食べ物だった。

 以上のものに、コーヒー二杯(£1.95x2)を注文し、10%のサービス料込みで£37.12だった。しかし、今、レシートを見直して気づいたのだが、ここにはサイドオーダーの値段が入っていない。ということは、本当は£40.37だ。

 というわけで、いつもよりはずっと高い昼食となったが、バーミンガムで食べた食事の中では一、二位を争う出来だった。是非また行きたいものである。

Cielo
6 Oozells Square, Brindley Place, Birmingham B1 2JB 地図
Tel: 0121 632 6882


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