ブルー・マンゴー Blue Mango


評価: ★★★★☆ (私はこの店の味が好きだ)

Blue Mango Interior
 2008年2月21日(木)、友達二人と一緒に、ブロード・ストリートの裏にあるブルー・マンゴーに晩御飯を食べに行った。

 この店はほぼ2年前に一度訪れたことがある(その時のレポートはここ)。美味しかったのだが、私が旦那を連れてゆくような店よりはちょっと高いので、再訪する機会を逸していた。

 7時半ぐらいで、埋まっていたテーブルは三分の一以下(右の写真は、出来るだけ人のいない所にカメラを向けたので、空いているように見えるが、実際にはけっこう人がいた)。しかし、8時ぐらいになると人が増え、満席とは行かないものの、8割がたの席は埋まったと思う。ウイークデーだったので、9時を過ぎるとまた空き始めた。
papadoms
 私たちは四人がけのテーブルに通された。コートは、言えば預かってくれたと思うが、ウエイターは特に預かろうという動作はしなかったので、椅子にかけておいた。

 まず出てきたのがパパドム。注文なしで出てきたが、無料かどうかはチェックするのを忘れた。かごの中には普通のパパドムと、スパイスがたくさん入った円錐形のものが入っている。以前出てきた、ものすごく塩辛いパパドムはなくなっていた。ディップは四種類。ミント・ヨーグルト、マンゴー・チャツネ、生玉ねぎのチリソース和え、そして甘酸っぱい系のチャツネ。特に美味しいわけではなく、まあ普通だと思う。
Blue Mango Curries
 私たちはスターターをとらず、メインだけを注文した。けっこう時間がかかったが、出て来た時には、一度に全部出てきた。

 左に大きなかごは、北インドのパン盛り合わせ、そこから時計回りに、小茄子のカレー(サイド・ディッシュ)、カラヒ・チキン、ゴア風フィッシュ・カレー、クミン・ポテト(サイド・ディッシュ)、ラム・ニハリ・カレー、そして真ん中がココナッツ・ライス。これで全部。


Lamb Nihari
 特に美味しかったのが、このニハリ・ラム (£8.45)。三人ともこれに一番強い印象を受けたので、たまたま私の口にあっているということではないと思う。メニューによると、生姜、ひまわりの種、メース、グリーン・カルダモンなどが入っているらしい。生姜の味はかなり強かった。野菜は全く入っておらず、肉が、「これでもか!」というぐらい入っていたのも印象的。

 左上のココナッツ・ライス (£2.95)、前回食べたときとはちょっと変わっていた。上にかけられていた生ココナッツはなくなり、代わりに、けっこう大きな揚げココナッツが入っていた。他の店でココナッツ・ライスを注文したことはないのだが、安いバルチ屋では生ココナッツは使っていないと思う。

 カレーの右上にあるのはジーラ・アルーという、インディアンではかなり一般的な野菜料理。これは、サイド・ディッシュ・ポーションなので量が少ない。味は良かったが、£3.95でこれだけの量のジャガイモというのは割高な感じがする。

Goan Fish Curry
 これはもう一つのメイン、ゴア風フィッシュ・カレー(£9.95)。

 こちらもまあ美味しかったのだが、魚(モンク・フィッシュ=あんこう)は一度油で揚げられており、私には少し油っこかった。また、魚にちょっと火が通り過ぎていた(魚から水分が出て、身が縮んでいる感じ)。高級感を出すためにモンク・フィッシュを使っているのだと思うが、これは、鱈とかハドックとか、もっと安い魚で十分だろう。でも、ソースは美味しい。

 カレーというのは、あまり見た目がぱっとしないので、敢えて写真は載せないが、もう一つのメイン、カラヒ・チキン(£7.95)は、注文した三種類の中では一番「普通」だった。しかし、炒めた野菜が一緒に入っていたので、私の中では高得点(私は日本のカレーに馴染んでいるためだろう、インド料理で一般的な肉だけ、野菜だけのカレーより、肉と野菜が一緒に入っているカレーが好き)。また、使われていたチキンの胸肉も柔らかく、パサついていなかったことも評価できる(本当は腿肉の方が美味しいと思うが、イギリス人が胸肉を好むので、高いレストランに行くほど腿が出てこなくなる)。

Baingan Mirchi Ka Salan
 これもサイド・ディッシュ・ポーションで注文した茄子のカレー(Baingan Mirchi Ka Salanという名前だが、発音は不明)。

 メニューによれば、ピーナッツとタマリンド入りのソースで小さな茄子とチリを煮た、ハイデラバードの料理なのだそうだ。このソースにはちょっと苦味があり、また、丸ごとのチリが入っていたりして、ちょっと通好みの味。なので、万人にお勧めしたい料理ではないが、インド料理好きの方には是非試して欲しいと思う。

North Indian Bread Platter
 最後になったが、これは北インドのパン盛り合わせである(£4.25)。内容は、左上が全粒粉のパラタ(油を挟み込むことで、ちょっとパイのような感じになったパン)、右下がスパイスの粒の入ったナン、そしてほとんど見えないが、一番下がチャパティである。

 みな美味しかったのだが、特に感銘を受けたのがチャパティ。イーストを使わないパンなので、全粒粉(チャパティは普通「アッタ」と呼ばれる全粒粉で作る)でできた重い感じのものを想像していたのだが、この店のものは軽く、パリパリ、サクサクでとても香ばしい。

Rasmalai
 比較的高級なインド料理店に行くと、カレーが上のような小さな容器に入って出てくることが多い。私もかつてはこれを見てがっかりしたものだったが、実際に食べてみると、かなりの容量があることに気づく。もっと平たい皿に盛れば、普通のバルチ屋で食べているの量的には変わらないようだ。

 というわけで、上のものを全部平らげた私たちはかなりお腹が一杯になっていたのだが、ためしにデザートを一皿だけ注文してみることにした。これはラスマライ(£3.95)。ふわふわのカッテージ・チーズが、甘い練乳の中に漬かっており、上にピスタチオとサフランが振りかけてある。ラスマライ自体は何度か食べたことがあるのだが、この店のチーズはふわふわ度(?)が高く、よく出来ていると思う。しかし、劇甘なので、三人で一皿で丁度よかった。

 以上にラッシー三杯も注文し、合計は£60ぐらいだった。のだが、私が持っていた割引券のおかげで25%引きの£45、それにチップを足して、一人£17払った。割引なしなら、チップを足して一人£22。日本円に換算してしまうと高く感じるかもしれないが、イギリスの中級レストランとしては妥当な値段である。我が家の財政状況からして、しょっちゅう来られる店ではないのだが、ちょっと贅沢出来る時には是非また食べに来たいと思う。


Blue Mango
Unit 5, Regency Wharf, Broad St, Birmingham B1 2DS
Tel: 0121 633 4422
http://www.bluemangorestaurants.co.uk/

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